五元素は主に2種類の値を持ちます。
- 1つは「原質量(※1)」と呼ばれ、その要素(物、人、モンスターなど)が持つ創られたときそのものの五元素バランスを示します。
- もう1つは「現在量」もしくは「現質」と呼ばれ、その要素が今現在持っている五元素バランスを示します。
- ※1:
- 「原質量」とは別に、「創造原質量」と呼ばれるより潜在的なバランスも存在するといわれます。「原質量」は、その要素が物質界に現れる間(つまり寿命を全うするまで)保たれるバランスであり、 「創造原質量」は根源からうまれてから還元されるまでの間保たれるバランスであり、より根本的な性質であるといわれています。(『綜間学 - 創造と展開』より)
五元素の「原質量」と「現在量」によって3つの質が現れます。
- 「原質量」と「現在量」が一致しているときの性質です。自然かつ純粋で生き生きとした状態です。幸福感や充足感の感情を生みます。ソウマにおいては、治療、回復、浄化などの効果を持ちます。
※空元素はそれ自体が純性であるため、「原質量」に対して「現在量」が一致しなくても純性を崩したりはしません。
- 成長して強大な力を扱えるソウマ使いは様々な強力なソウマを作り出すことができます。
- 経験をあまり積んでいないソウマ使いは、土地やパワーストーン、精霊などの力を借りることになります。
- ソウマ使いは自由に「原質量」値をソウマ塊に与えることができます。
「現在量」は、根気よく元素を集めることによってほぼ無制限に設定できますが、多くの元素を扱う場合は最後の実体化の際により多くのエネルギーを消費します。
「現在量」は「原質量」に対してあまりに多くの元素(300%以上)を実体化した場合は、ソウマ塊が形を維持できずに破裂してしまいます。
また、「原質量」に対して少ない元素で実体化をした場合は、未熟なソウマとしてやはり破裂してしまいます。
破裂したソウマは術者自身に跳ね返ってきてしまい、それによって多大な被害を被る可能性があります。
- また、ソウマの効果を発現するには、一定の意識集中を必要とします。
意識集中度が足りないと、ソウマは失敗して集めた五元素エネルギーが破裂してしまいます。
また、敵の攻撃などによって意識集中を低下させられると、半ば強制的にソウマが失敗することがあります。
- いずれのソウマの失敗もソウマ使いに跳ね返ってくるために、術者は致命的なダメージを受ける可能性があります。
また、任意に途中中断した場合でも、そこまで集めた五元素エネルギーはエネルギーを相殺させるために術者のエネルギーを奪い取ります。
ソウマは主に以下の手順で実行されます。
- (1)の瞑想によっては、ソウマ使いは意識集中度を上げます。 瞑想によって意識集中度が高まると、様々な「式」を呼び出せるようになります。(それぞれの「式」には必要な意識集中度がそれぞれ定まっています。) 意識集中度が高まると生命エネルギーを少しづつ回復することができるため、ある程度の時間継続して瞑想を行えば、生命エネルギーを全快させることも可能です。 (1)の過程においては五元素エネルギーを収集していないため、いつ中断しても危険はありません。
- (2)の「原質量」創造によって、これから創るソウマ塊の本来の五元素エネルギーバランスを設定します。 「原質量」創造において、元素エネルギーはまだ集められていないため、この段階で中断しても危険はありません。
- (3)の「現在量」の創造によって、ソウマに各元素エネルギーを与えていきます。 この過程においては、術者の生命エネルギーを消費しませんが、中断すると強制的に(4)に移行してしまうため、そこで術者の生命エネルギーを消費します。
- (4)の実体化によって、ソウマ塊を実体化させます。 実体化によって、各要素(物、人など)に影響を与えるようになります。 実体化には術者の生命エネルギーを消費します。 物質界に顕現させるため、より物質的な地元素はあまり生命エネルギーを消費しません。 しかし、風元素などは多大な生命エネルギーを消費します。 実体化によって、術者(ソウマ使い)が力尽きないように注意しなければなりません。 また、中断による強制実体化は、作成中のより非物質的な元素(風や火元素)が多く集められているために、多大な生命エネルギーを消費するために危険といえます。